「デザイン住宅」って、どういう家のこと?
デザイン住宅とは、住まい全体をデザインコンセプトに沿って設計した住宅のこと。外観から内観まですべてがデザインされており、おしゃれな空間で暮らしを楽しむことができます。
一般的な規格住宅では外壁や内装、間取りなどがメーカーによって決められています。そのため妥協が必要な場合も多く、完成後に後悔してしまうことも。デザイン住宅では建築家などが一からプランニングしているため、他の住宅では味わえない独創的なデザインを実現することができます。
なお、デザイン住宅は「デザイン重視で住みにくいのでは…」と心配されがちですが、近年では暮らしやすさや住みやすさも含めてデザインしています。つまりデザイン住宅に住むということは、「自分たちが惚れこんだデザインの家で快適に暮らせる」ということなんですね。
デザインを決めていくための3つの導入ステップ
デザイン住宅を建てるためには、自分たちがどんな家を建てたいのかを明確にしていかなければなりません。
まずは、自分たちがどんなデザインに惹かれるのかを知りましょう。気分が上がるデザイン、ときめくデザイン…。ひとつでなくて構いません。このサイトではデザイン住宅の施工事例を多数紹介していますから、理想の家づくりの参考にしてみて下さいね。
デザインが固まってきたら、住みやすさも実現するために暮らし方をじっくり考えてみましょう。今の暮らしの不満を解消するにはどんな家が理想か、どんな家なら夢の暮らしが叶うのかを追求します。そして家づくりのコンセプトを決定し、理想のデザイン住宅像をつくりあげていきます。
1.自分の好みを知る
デザイン住宅ではすべてを自分好みのデザインにすることができます。とはいえ、漠然としたイメージを形にするのはとても難しいですよね。
デザインの方向性を固めるためには、とにかくたくさんのデザインを目にすることが大切。身のまわりの住居や雑誌、SNSなどを参考にして、自分はどんなデザインが好きなのかを明確にしていきましょう。すでに好みのデザインがわかっている場合も、さらにたくさんのデザインを見るのがおすすめ。より素敵なアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
2.暮らし方を考える
自分たちのデザイン住宅で、どんな暮らしを実現したいのかを考えましょう。実現したい暮らしによって家の在り方は変わります。たとえば料理好きな家族のためにオープンキッチンで使いやすさを追求したリ、趣味をじっくり楽しめるスペースを設けるのもおすすめ。子どもの成長に合った暮らしをしたい…という希望があるなら、可変性のある間取りを採用すると良いでしょう。今の暮らしで不満に思っている点や気に入っている点を洗い出すと、実現したい暮らしを見つけるヒントになりますよ。
3.家のコンセプトを決める
今の暮らしのどんな点を改善したいか、新しい暮らしで実現したい点は何かを明確にしたら、これからつくる家のコンセプトを決めましょう。たとえば「家事を時短できる家にしたい」「趣味の時間を楽しめる空間をつくりたい」「自然と家族が集まる空間をつくりたい」など。自分たちならではのコンセプトを大切にしましょう。
家のコンセプトが決まれば、それを実現してくれる色や素材、間取りなどがおのずと決まってくるはずです。
デザイン住宅の設計依頼先には、大手ハウスメーカーや設計事務所、ハウスビルダーがあります。
一般的に大手ハウスメーカーでは所属している建築士や設計士が設計をし、下請けの工務店が施工を行います。設計事務所では設計だけを行い、工務店が施工を実施。ハウスビルダーとは建築会社(工務店)と設計事務所の機能を兼ね備えた会社のこと。設計から施工まで自社で完結できるのが強みです。
一級建築士でも二級建築士でも住宅を建てることはできますが、一級建築士は、小規模な戸建て住宅から、ドームや学校といった大規模な建築物まで、設計する建物に制限がないという大きな強みがあります。資格を取得する難易度は高く、多種多様な建築設計に関わることで建築全般に渡る高度な知識を持ち合わせているため、デザイン性に優れた住宅の設計を考えることができると言えるでしょう。
デザイン住宅のHOW TO
「デザイン住宅を建てたい!」と考えたとき、デザインのほかにも費用や土地、使用する素材について悩む方も多いでしょう。ここでは、ローコストでデザイン住宅を建てる方法や、狭小地にデザイン住宅を建てるときのポイント、自然素材を使ったデザイン住宅について紹介します。
デザイン住宅でもローコストに抑えることは可能です。コストダウンを図れば、厳しい予算内でもデザイン住宅を建てることができるでしょう。
たとえば家の形状を凹凸のないシンプルなものにしたり、間取りを広くとって壁やドアを減らすなどの工夫がおすすめ。また、セミオーダープランでコストを抑えつつこだわりの家づくりを行う方法もおすすめです。
一般的に15坪以下の土地を狭小地と呼びますが、狭小地であれば土地代を抑えることが可能です。都市部などではなかなか希望の土地が見つからないこともありますが、狭小地なら見つかりやすいのもメリット。
ただし狭小住宅で快適に暮らすためには設計時の工夫が必要。空間を上手く活用し、快適な空間を実現しましょう。
化学物質を使用していない自然素材は、アレルギーを起こしにくく住む人の身体に優しいといわれています。とくに無垢材は肌触りや風合いも魅力的であり、フローリングや柱、家具などに用いられています。
さらに珪藻土には調湿効果や消臭効果が期待でき、機能的にも優れているのが特徴。自然素材はコストが高くなりやすいため、使用する箇所を絞って取り入れるのもおすすめです。
デザイン工務店ガイド
デザイン住宅を建てる際にチェックしたい全国の工務店を順次紹介していきます。デザイン性に優れた住宅設計を実現できるポイントとして当サイトが着目するのは、プランや施工事例にてデザインの種類が3つ以上あることに加え、一級建築士が在籍する工務店(施工も自社で行えるビルダー)であること。個性溢れる各社の特徴や施工事例をチェックすれば、きっと理想のハウスビルダーが見つかります。
「家族の数だけ希望のカタチがある」多様なニーズに合わせたデザイン住宅を提供できるようにと5つのブランドを持つジョンソンホームズ。住まいに関わる、外構やお庭、インテリアに至るまでトータルプロデュースも可能です。
予算やニーズに合わせたこだわりの4ブランドが用意されている豊栄建設。チーム体制の住まいづくりを得意としており、断熱性能や耐震性といった高性能な住まいをアフターサービス付きで提供してくれます。
家へのこだわりは家族それぞれによって異なります。高い買い物だからこそ、とことんこだわった家族らしさに満ちた住まいにしたいというニーズに応えられるのが18のラインナップを持つガウディです。住まいの性能やサポートも充実しているでしょう。
全国版・デザイン住宅事例カタログ
あなたの理想のデザイン住宅はどんな家でしょうか?ここでは、お住まいのエリアの施工も自社で行えるハウスビルダーのデザイン住宅施工事例を紹介します。
プランや施工事例にデザインの種類が3つ以上ある会社を紹介しているので、デザインの種類は多種多様。デザイン住宅を建てる前に、ぜひ参考にしてみてくださいね。